坑道探検

探鉱坑道



鉱脈にたどりつき、
その様子を探るための坑道である。
これを間切(ケンギリ)といい、
小規模のものを切山(キリヤマ)という。
採掘が開始されると、
人や物資の通路となり、
排水、通気の道ともなることから、
鉱脈の厚さ、枚数、
そこへ至るまでの距離とその間の岩石の硬さなどを推定し、
位置と方向が決められ、
鉱脈と直行するように水平坑道が掘られる。
坑道が鉱脈に達すると小さな穴で上下左右に試掘を入れ、
鉱脈の形状や品位を見きわめ採掘の計画が立てられる。
中でもタヌキ穴と呼ばれる小坑道は人間がやっと這って動ける位の穴で、
鉱山の稼行者達が、
小規模な探鉱活動をした跡である。

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