二つの山脈と、広大な平野




北と南を走る山脈。
この二つの山脈が、佐渡の島の形を特徴づける大きな要素となっています。
それぞれの山脈が抱く環境は、一つの島の中とはいえ、異なった特徴を持ちます。
北の大佐渡山脈は、一つの島としては珍しい、3つの大きな山を一所に抱くという特徴をもった山脈。
この1000メートル級の山脈がもたらすものは多く、珍しい山野草、おいしい水、
それに育まれる作物・米・酒などをはじめ、島人の生活や産業と密接に結びついています。

南の小佐渡山脈は、小高い山々が連なる、温暖なところ。
そのため、果物の栽培にも適し、おけさ柿やりんご、
すいかなどの栽培が盛んにおこなわれてきました。
また、この気候から、
島の北部や中部では見られないシュロやソテツなどの南国特有の植物も見ることができます。

そして、2つの山脈の中央部には広大な平野と湖があります。
この平野は米どころとしても名高い国仲平野と呼ばれ、
春から夏にかけては緑の、秋には黄金の絨毯が、そして冬には一面の銀世界が広がり、
訪れる人の目を楽しませてくれます。
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