文化と芸術


一般的に佐渡は、北陸や西日本の影響を強く受けているといわれます。
これは、古くから貴族や知識人たちが京よりこの島に流されてきたことや、
西回り航路が開かれてから西日本や北陸の文化が直接佐渡に運ばれたことによるものです。
そこから、大きく分けて3つの文化が佐渡の中でもそれぞれと強く関わった地域を中心に発展し、
定着しました。
流人たちがもたらした貴族文化(国仲地方)、金山の発展で、
奉行や役人たちが江戸から持ち込んだ武家文化(相川地方)、
商人や船乗りたちが運んできた町人文化(小木地方)です。
これらが混然一体となって育まれた佐渡独特の文化は、
同じ新潟県でも対岸の越後とは全く異なった文化土壌の中にあるといえます。
古来より日本各地から運ばれ、根づき、発展した佐渡の文化は、
気候・風土とともに「佐渡は日本の縮図」というに相応しいものといえます。

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