99.能楽(薪能)

佐渡は「鶯や十戸の村の能舞台」と詠まれたように、昔から能の盛んな土地。能の大成者・世阿弥が佐渡に配流されたことと、能楽師出身の佐渡初代奉行 大久保長安が能楽を奨励したことが大きく影響している。初めは奉行所の役人たちの教養としての能だったが、本間家が宝生座を開き、島内各地に門下生を得るようになると、次第に庶民へも広がっていった。佐渡には現在30以上もの能舞台があり、そのほとんどが神社に付属したものであることからも、能が神事芸能として発展したことが窺える。島内各地の神社祭礼として今でも薪能が奉納される。特に6月は薪能月間として5ヶ所で開催。両津・椎崎諏訪神社の薪能は、8月を除く5〜10月の第1土曜。
[インフォメーション]
●椎崎諏訪神社能舞台:6月第1土曜日
TEL:0259-23-3300
(佐渡観光総合案内所)
●大膳神社能舞台:
6月第1日曜日
●金井能楽堂:6月第2日曜日(平成17年は6月26日。薪能ではありません)
●牛尾神社能舞台:6月12日
●熊野神社能舞台:6月第3日曜日
●草苅神社能舞台:6月15日
TEL:0259-63-5230
(佐渡観光協会)
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