71.蝋型鋳金
鋳金とは、溶解した金属を鋳型に流し込み、鋳型が構成する空間どおりの形態を得る方法で、その鋳型原型を蝋で作るのが「蝋型鋳金」である。佐和田地区・沢根を中心に本間琢斉系・宮田藍堂系・真藤半五郎系に分かれて、技術が継承されてきた。
なかでも藍堂系・佐々木象堂は、昭和35年に重要無形文化財蝋型鋳金技術保持者(人間国宝)に認定。佐渡歴史伝説館には、佐々木象堂記念館があり作品が展示されている。佐渡鋳金技術も、昭和53年に新潟県無形文化財工芸技術として指定された。蝋型鋳金は、佐渡を代表する伝統工芸である。
[インフォメーション]
施設/佐渡歴史伝説館(年中無休):入館料700円 両津港より車で約30分。
TEL:0259-55-2525
自然【1-25】
食文化【26-45】
歴史【46-65】
芸術【66-80】
芸能【81-100】
BACK