65.相川街道

○一里塚○小木港○東光寺○赤泊港○梨の木地蔵○キリシタン塚
金山の歴史を支えた相川街道。

【一里塚】
相川街道には、佐渡の金を送り、奉行所や役人、水替無宿の唐丸籠が通った道。小木道中に道標「一里塚」がある。
【小木港】
明治の初めまでは佐渡の表玄関。佐渡金山の積出港として開け、さらには北前船の寄港地として繁栄した。そんな雰囲気の残る街だが、今も直江津港からフェリーが就航する佐渡の南玄関口として重視されている。
【東光寺】
団三郎ムジナの四天王・徳和の禅達がいたという寺で、新住職が入山すると好んで禅門答をしかけ、答えが拙いと寺を追い出したという伝説が残る。境内には禅達が住んでいたという岩屋が今もある。
【赤泊港】
江戸時代中期から越後との最短航路として賑わった港で、今も寺泊との間にフェリーが定期運航。
【梨の木地蔵】
真野地区から赤泊地区へ抜ける梨の木峠に、小さな石地蔵に囲まれた地蔵堂がある。地蔵菩薩は子供の病気平癒をかなえてくれる仏で、願いかなった親たちが礼に身代わり地蔵を持参し、今や何万何千という石地蔵が溢れるように並んでいる。
縁日は8月24日。他に類を見ない地蔵信仰の風景と言っていい。
【キリシタン塚】
島原の乱が起こった寛永年間(1624〜43)、佐渡でもキリシタン狩りによって多くの信者が捕らわれ、中山峠に旧道脇の竹林の中で処刑された。十字架が立つ墓地には、そのとき殉教した人たちが葬られている。
[交通]
●一里塚:小木港より車で約15分。
●東光寺:小木港より車で約30分。
●梨の木地蔵:両津港より車で約40分。
●キリシタン塚:両津港より車で約50分。 

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