58.佐渡の信仰
○岩屋山石窟○昭和殿○小布勢神社
【岩屋山石窟】
小木地区・宿根木集落の裏の岩山にあるこの洞窟からは、縄文土器や人骨、歯牙などが発見されている。
また、洞窟の中の岩肌には、数体の仏像が浮き彫りされている磨崖仏(県史跡)があるが、彫られている年代などは、はっきりしていない。なお、この洞窟の前には、四国88ケ所霊場になぞられたミニ霊場があり、88体の石の地蔵様が並んでいる。地元の人たちは昔からこの場所を「お岩やさん」とよんでいる。
【昭和殿】本尊の十一面観世音菩薩をはじめ、200体を越える仏像が所せましと安置されている。本尊は、樹齢2000年というヒノキの1本彫りで、身の丈2丈8尺(8m50p)。おそらく世界一の木造仏であろうという。
【小布勢神社】現存する能舞台30数ヶ所のうちの一つ。古代の祭祀遺跡(祭りの場)で、子持勾玉をはじめ祭祀遺物を出土。祭神は大彦命といわれるが、本殿裏の大きな石が信仰の対象(御神体)とされている(岩座)。
[交通]
●岩屋山石窟:小木港から車で約15分。
●昭和殿:両津港から車で約25分。
●小布勢神社:両津港から車で約65分、または小木港から車で約25分。
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