56.両津港

○妙法寺○安照寺○両津カトリック教会○御番所跡・村雨の松


欄干橋を境に北の夷と南の湊、2つの津(港)が合併して佐渡の表玄関「両津港」となった。夷港は、安政5年(1858)日米通商条約で開港した新潟港の補助港として、明治元年(1868)に指定された。
【妙法寺】妙法寺は寛永元年(1624)、湊の番所付問屋中村氏が所有する畑を寄進し、根本寺十三世月衍を向かえて開基したもので、両津地区で日蓮宗寺院はここだけ。寺宝に、日蓮が楊枝で書いた「船中木筆の曼荼羅」、本間次佐衛門が寄進した江戸初期制作の逸品「洛中洛外図金屏風」(県有形)がある。
【安照寺】大相撲佐渡ケ嶽部屋の元祖佐渡ケ嶽猪之助の菩提寺であり位牌などが残る。
【両津カトリック教会】夷湊開港後まもなく布教に訪れたフランス人が、布教の活動の中心とした教会。
【御番所跡・村雨の松】海上保安所敷地内のクロマツの大木。江戸時代の番所があったため御番所の松と呼ばれていたが、尾崎紅葉が村雨の松と命名した。
[交通]
●妙法寺:両津港より徒歩5分。
●安照寺、両津カトリック教会:両津港より車で5分。
●御番所跡・村雨の松:両津港より車で2分。

自然【1-25
食文化【26-45
歴史【46-65
芸術【66-80
芸能【81-100

BACK