48.木食仏
○木食仏○石名清水寺○円照寺
【木食仏】木食上人が残した木彫りの仏像木食仏。木食上人(木食行道)が、天明の初めに佐渡に渡り、精力的に島内各所を廻って仏堂を再興し、仏像と書道軸を残した形跡からも分かるように、全国的にみても多くの遺跡や遺品が島内に残っている。行道が残した作品(仏像堂)では、大黒天像や地蔵菩薩像などが多い。
【石名清水寺】木食弾誓の遺跡に江戸時代になって建立された。慶長のはじめ、木食弾誓が修行したという清水寺の奥の院「檀特山」に、天明期、弾誓を慕って上がった木食行道は釈迦堂を再建した。
ここに納められた華師如来像・地蔵菩薩像や梵字版などが、現在は山下の清水寺に安置されている。
【円照寺】旧円満防(天正17年真光寺守家となる。)この寺にも木食行道の作った子育て地蔵が残っている。
【佐渡博物館】河原用山中観一氏蔵:像高94cmの柔和な笑顔をした大黒天像。肩に袋をかつぎ右手に
打ち出の小槌をもち、前に福俵を立てている。野浦の山形氏蔵の小型(34cm)大黒天像とともに優れた
作品である。
[交通]
●石名清水寺:両津港より車で約100分。
●円照寺:両津港より車で約35分。
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