24.朱鷺とその生息地周辺
○トキの森公園○佐渡トキ保護センター○トキ資料展示館○新穂ダム(青少年旅行村)○杉池○ユキツバキ

明治〜大正にかけての乱獲によって絶滅したとされた朱鷺が、昭和に入って佐渡で生息が確認され、昭和9年に天然記念物に指定。昭和35年には国際保護鳥にも指定された。平成11年には、中国より朱鷺が2羽贈呈され、以降繁殖活動によって順調に羽数を増やしている。
【トキの森公園】佐渡の穀倉地帯、豊かな自然に囲まれた新穂地区に「トキの森公園」がある。公園内には、保護センターや併設の資料展示館などがあり、佐渡の象徴である朱鷺を見ることができる。
【佐渡トキ保護センター】トキの森公園内にあり、現在、中国から贈られたヤンヤン・ヨウヨウと、そのカップルから誕生した子供たち、計48羽の朱鷺が飼育されている。朱鷺の様子は、飼育ケージから50m離れた所から観察できる。
【トキ資料展示館】佐渡トキ保護センターに併設され、トキの増殖に関するパネル・映像資料・剥製標本・骨格標本などが展示されている。
【新穂ダム】春の桜、秋の紅葉の名所となっている人造湖。一帯が佐渡岩の平「青少年旅行村」に指定されており、野鳥観測所・キャンプ場などの施設が整備され、家族連れで賑わっている。
【杉池】水芭蕉の群生地である杉池は、近隣の水田を潤す命の水。杉池の周辺、小佐渡山脈の分水嶺近くにある幹周り2mほどのコナラ、ミズナラの巨木約300本を主にした原生林は、県の天然記念物に指定されている。5月に開催される杉池祭りでは、花笠踊りや小獅子舞が行なわれる。
【ユキツバキ】雪の多い日本海側に分布する雪国植物のひとつで、佐渡では小佐渡の限られた山地にのみ見られる。
[交通]
●トキの森公園:両津港より車で約20分。
●新穂ダム:両津港より車で約25分。
●杉池:両津港より車で約30分。
[時期]
ユキツバキ:4月〜5月
[インフォメーション]
施設/トキの森公園:入場料 大人200円、小人100円
TEL:0259-22-4123
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