21.ドンデン山

○ドンデン池○放牧牛○シャクナゲやツツジの高山植物

ドンデン山は、鈍嶺(どんでん)で頂きの円い山の意味。
一の段(大滝山)、二の段(山荘)、三の段(尻立山)をへてドンデン池に至る広大な高原状のシバ草原。草原を成立させるためには二つの条件が必要である。ひとつは年平均気温が摂氏13℃で温帯気候上部(ブナ帯気候)であること。ふたつめは牛馬が放牧され、休みなく牛馬によって喫食(きっしょく)されていること。
ドンデンシバ草原は1000年以上の放牧の歴史がある。シバ草原は喫食により純度と均質度が極めて高く日本を代表する典型的なシバ草原。点在する低木林は、ハクサンシャクナゲ、レンゲツツジ、ウラジロヨウラクなどの有毒のツツジ科直物は喫食されずに純度を高め、草原を彩る美花の三代標微種となった。
[交通]ドンデン山:両津港より車で約40分、下車後徒歩約30分。
[時期]
●シャクナゲ:6月上旬〜6月中旬●ツツジ:5月下旬〜6月上旬


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