ギンリョウソウ



腐生の銀龍草
イチヤクソウ科
ギンリョウソウ属
花期 6〜9月

小佐渡山地の海抜
450bの杉池を囲む林はミズナラ・コナラの巨木林、
林床にギンリョウソウが大群生していた。
腐った落ち葉に共生菌は菌糸をはびこらせ、菌が吸収した栄養をギンリョウソウはもらいうける菌根植物である。
光合成を必要としないから、葉に葉緑体は含まれず純白の鱗片状の葉が純白の茎に互生する。
茎の先に下向きに花を1個つける。
花は3〜5枚の花弁につつまれた鐘形で白銀色である。
全形を白銀色の龍にみたてて銀龍草と呼ぶ。
別名ユウレイタケ。
漢名は水晶蘭。
杉池は自然の湧水池で、いかなる日照りの年も水は涸れない。
池に棲む龍神のおかげという。
池のそばには龍神を祀る祠(ほこら)がある。

TOP