ユリワサビ



辛き自慢
アブラナ科
ワサビ属
花期 3〜4月

ユリの球根を小さくしたような根茎があるのでこの名がついたとするが、
実際このような根茎ができるのは、東北地方にあるオクノユリワサビであり、
一般にはないと永田芳男は「春の野草」(1991)に述べている。
古い葉は枯れるが葉柄の基部は枯れても残り、
ユリの鱗茎(りんけい)のようになるのがユリワサビ、ワサビは葉柄の基部は残らない。
野生のワサビは根茎は太くなってもエンピツ大で短い。
ユリワサビの根茎はほとんど発達せず径2_ほどで細い。
大佐渡の和木川沿いには島内屈指の広い湿性林でユリワサビの大群生地、トチノキ林がある。
11月はユリワサビの採り月。
採取期は10月下旬から4月下旬であるが雪中から掘り出したものは、うま味と甘みがでる。
降雪前に採ってきて、根をつけておけば冬中利用できる。
花は白色、小形の十字花。
総状に着く。

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