フタリシズカ



二人静も花の名や
センリョウ科
センリョウ属
花期 5〜6月

「一人静二人静も草の名や」一茎草。
白い花穂が美しい。
ヒトリシズカの花穂は必ず1本、
フタリシズカの花穂はふつう2本だがだが、
時に1〜6本のこともあり、花穂の数で区別できない。
ヒトリシズカの4枚の葉は輪生上
(上の2枚の葉は対生、下の2枚の葉も少しずれて対生で、対生葉であるが、一見輪生状で偽輪生)。
それに対しフタリシズカの葉は上の2枚葉が対生、
下につく2枚葉は上葉より下にしっかりづれて対生につく。
葉の色でも区別できる。
濃緑でつやつやしているのがヒトリシズカ、
黄緑色でつやなく色あせた感じのものがフタリシズカで
「ひとりもの(一人静)は色つやよくて、ふたりもの(二人静)は色あせる」といわれる。
ヒトリシズカのほうが早く花が咲き実をつける頃、1ヶ月おくれてフタリシズカの花が咲く。

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