ハクサン
シャクナゲ



佐渡の御山の
ナギの花
ツツジ科
ツツジ属
花期 6〜7月

佐渡のシャクナゲはハクサンシャクナゲと呼ばれる
高山性のシャクナゲ、この1種しか自生してない。
大佐渡スカイライン沿い、金北山〜ドンデン山縦走路、ドンデンなどが群生地である。
佐渡の最高峰金北山(きんぽくさん)(海抜1172b)は御山(おやま)と呼ばれる神おわす峰。
御山の神は、白雲の中で白い馬にまたがり、手に純白のナギの花をもつと言い伝えられている。
ナギの花は神の花。
ナギは儺木(なぎ)で、人にふりかける難を追いはらう神木の意味で、シャクナゲの古名である。
昔は男7才になると父に連れられて御山参をした。
山頂で手折ったナギの枝葉は御山詣りの証である。
このナギを神棚に供え、赤飯をたき近隣親戚にくばり、わが子7才の御山詣りを祝った。
大佐渡産地のドンデン。
広大なシバ草原に島状に海状に広がるシャクナゲ群生。
放牧地なるが故に有毒植物のシャクナゲが牛に食われず、純群落化し大群生した。

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