ヤブツバキ



全国第2位の
ツバキ油の産地
ツバキ科
ツバキ属
花期 11〜4月

佐渡はツバキの島。
冬の季節風をさけた段丘上の村々はツバキ山の中にできた村である。
南佐渡には特に多い。
「椿椿いくらもある椿かな」は、小木町の俳人天南星の句。
町の木はツバキである。
花は11月から咲く。
寒中も咲いて寒椿と呼ぶが、別種ではないヤブツバキである。
3月から4月満開となる。
島の暖かい自然立地がツバキ林を成立させたことは確かである。
立地だけでない。
ツバキ油用の実の採取林として林を育ててきた。
佐渡奉行所直轄のツバキ御林も多く天保年間(1830−40)には赤泊御林は13f、
6567本のツバキが植えられていた。
佐渡は長崎に次ぐ全国二位のツバキ油の産地であった。
「紅おけさ」、「春駒」、「若紫」、「小佐渡陀心」などは全国に出荷される佐渡花の椿の名品である。

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