ネコヤナギ



さまざなま呼び名
インノコジョウジョウ
ヤナギ科
ヤナギ属
花期 3〜4月

日本産のヤナギのうちで最も早く開花する。
早春3月、袋状の鱗片をぬぎすてて花穂となる。
ひとつの花穂は300ぐらいの花の集まり、花といっても雄花はオシベ1本、雌花はメシベ1本の花。
このメシベ、オシベのそれぞれには、長さ3〜4_のうろこ状の苞があり、苞の両面銀白毛が密生し花穂をネコの尾状にさせる。
雌雄異株で花は穂状花序、花は裸花と呼ばれ花びらも鍔もないことが、ネコヤナギをふくめヤナギ類の特徴である。
メシベ、オシベの基部で蜜が分泌し、蜜に集まる虫によって受粉されるから虫媒花である。
雄の花穂の葯は濃紅色。
やがて花粉を吹き出し濃黄色となる。
インノコは犬の子、ネコ系の呼び名にネコネコ、ネコニャンニャン。
イヌ系ネコ系のまじった呼び名にインネコ、インネコニャーニャがある。
ネコヤナギの標準名はワカヤナギである。

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