サドアザミ



佐渡特産の
新変種
キク科
アザミ属 
花期 9月

サドアザミは、佐渡にのみ分布するナンブアザミの新変種。
サドアザミは特産変種で特産種ではないが、”サド”の名のつけられたアザミの発見は嬉しい。
採集、命名した山崎敬(東京大学理学部附属植物園)は、「佐渡のものはトネアザミより葉が厚く、刺もより多い。
この点ではトネアザミの海岸型と考えられ、関東南部や伊豆に多いイガアザミやナンブアザミに類似する。
しかし佐渡のものはトネアザミやナンブアザミからは総苞片と内片との長さがそれほど異ならない点でちがい、総苞片の性質はナンブアザミと同じである。
対岸の新潟の弥彦山や角田山側に分布しないことから海岸型とはいえずナンブアザミの島嶼(とうしょ)型と考え、サドアザミと命名(1985)した」。
葉は羽状中裂。
長さ1〜2_の多くの刺をもつのが特徴。

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