ヤマトキソウ



赤松林の
下やふちに
ラン科
トキソウ属
花期 6〜7月

絶滅の危機にたたされている佐渡のトキ、
そして美しいトキ色の花をつけるトキソウ、ヤマトキソウが
現在佐渡ではどのようになっているのか。
佐渡レポ(1988)はこうしてスタートされた。
自生が定かでなかったトキソウが200株も発見されたは昭和52年。
大佐渡の小さな湿原であった。
翌年この湿原のトキソウは20株にへってしまった。
10年たった1988年、湿原をくまなく探したが1株もみつからなかった。
ヤマトキソウはトキソウとちがって湿原にはない。
乾いた草原やアカマツの林の縁などにある。
金北山を望む山麓、海抜90bのアカマツの疎林の下とそのふちにみられた。
およそ30株がポツポツ点在し、10株程が花をつけていた。
池面を渡る6月の風の中に咲いていた。

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