空にかける白い馬の下りた島
(相川町高瀬)
高瀬(たこせ)の海岸近くに、白島(しろいま)というまっ白い色をした島がある。
むかし、この島に空をとぶ羽のある白い馬の一群が「羽休め」におりてきた。
この白馬たちは、長い間こらえていた糞をみんな出し、一昼夜「足ならし」をして、また空へ飛んでいった。
この岩は、それまで白くはなかったのが、白い馬の出した白い糞でまっ白くなった。
それから「白島」とよぶようになった。
今も、その時の白馬たちの蹄(ひづめ)のあとが、たくさん残っている。
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