団三郎貉の「団三郎」の由来
(相川町二つ岩)
佐渡狢の総本家-大親分といわれる相川町二つ岩の団三郎狢の「団三郎」という名前についてはこんな話がある。
むかし、相川金銀山で鞴(ふいご)の皮に貉の皮が1番良いといわれ、そのころ佐渡には貉がいなかったので、越後の国の商人から買い入れた。その時の商人の名前が団三郎といったのでそのまま貉の名前となった。
その時山野に放した貉が繁殖して、佐渡は貉の一大王国となり、全国的に有名となった。
(付記)
この話は「佐渡奉行代々記」に記載され「明暦三酉年」と年号まで書いてある。
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